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戦後日本を代表する写真家・奈良原一高による名作写真集『消滅した時間(Where Time Has Vanished)』が、新装版として復刊されました。1970年から1974年までのアメリカ滞在で撮影された101点もの作品を収めた本書は、写真家が大陸の自然と人間の存在へ鋭い視線を投げかけた、スケール感あふれる一冊です。
大判・上製の造本により、モノクロームの濃密な階調と空間の広がりが余すことなく表現され、まるでその場に立つかのような臨場感を感じさせます。代表的な一枚として、「二つのごみ缶 ― ニューメキシコ」(1972)など、どこか超現実的で記憶に残る作品群が並びます。