2018年4月リトアニアの最西端ニダでおこなわれた、街中の既存の構造物を使い実際に機能する日時計の壁画を描くプロジェクト「Sun of the City」の制作日記と記録資料をまとめた冊子です。
◆山田悠|Haruka Yamada
1986年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業後、フランスのエコール・デ・ボザール・ド・ディジョン(ディジョン国立高等美術学校)に留学し、空間デザインとアートの過程を修了。2つの領域での学びを通じて都市空間におけるアートの実践に興味を持つ。変動する都市環境の中で自らの行為をどのように作品として成立させることが出来るかについて関心を持ちながら、都市、自然、人間という要素を相対的に捉え、ものごとの関係を測り直す。参加した展覧会・プロジェクトは「喩でもなく訴でもなく vol.2 山田悠「ノクターン|Nocturne」(2021年、soco1010、東京)、「黄金町バザール 2020—アーティストとコミュニティ」(2020年、神奈川)、「Widget Factory Annual Art Show」展(2019年、Aparaaditehas、タルトゥ、エストニア)など多数。また「ゲンビどこでも企画公募」入選(2016年、広島市現代美術館、広島)、「Prix Dauphine pour l’art contemporain」 グランプリ(2015年、パリ、フランス)を受賞している。