2020年に発表し、現在も断続的に続く「心」シリーズ。
2021年刊行『眼の歓びの為に 指の悦びの為に この大いなる歓喜の為に わたしは尽す』に続き、写真の写真としての魅力を追求した作品集。
言葉で「〇〇心」や「心〇〇」と表すと「心朗らか」「心ここにあらず」「乙女心」他にも沢山あります。これらは気持ちや状況などを表し大まかな意味では共有できていますが、その解釈は微妙で人それぞれ感じ方は異なっています。一枚の写真を見て、言葉で説明するのも写真から言葉を導き出すのも何かが違うと思うので、これらの写真を見ている時の「こころ」の有り様をみつめてみたいと思いました。写真の前に立ち、何かを感じても、こころが何も動かなくても全然平気なんですよ。
(熊谷聖司)
サイズ:200x205x12mm
製本:布張り上製本
ページ数:72ページ
写真点数:59点
写真/文/絵:熊谷聖司
装丁:小松透
編集 : 太田通貴 ( 蒼穹舎 )
発行所:マルクマ本店
限定 500部