主に植物を被写体として写真作品を制作してきた残間奈津子の写真集。
作者は生まれ故郷のボローニャで生涯に渡り静物画を描き続けた画家、ジョルジョ・モランディの話に深く共感し、色々な場所に行くよりも何度も同じ場所に足を運び深く関わるという一貫した姿勢で制作を続けてきました。
自宅の庭や20年近く通っている植物公園など、見慣れた場所と長い時間を共有することで見えてきた、全てのものが等価で美しい世界が広がります。
・残間奈津子(Natsuko Zanma)
1982年 茨城県生まれ。2005年 日本大学芸術学部写真学科卒業。
主な個展に、「sun room」茨城県つくば美術館(2009/茨城)、「Day Dream」ギャラリーマミカ(2015/東京)、「きざす庭にて」ギャラリーサザ(2021/茨城)など。
主なグループ展は、「Visual Communication Exhibition –well being–」茨城県つくば美術館(2022/茨城)、「SPACE CADET Actual Exhibition #1,2」ターナー・ギャラリー(2012,2013/東京)など。