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・「琉球ボルッテックス2000-2005 」
大湾朝太郎のフォトグラファーとしてのキャリアは、2000年代初頭から始まり「hands」(※2009年に休刊となった沖縄のストリートムーブメントやネオカルチャーを発信する月刊誌)の撮影を通じてデビューしました。若き日の彼は、沖縄の音楽やストリートカルチャーの熱気に身を投じながら、その熱い渦(Vertex)の中でシャッターを切り続けました。彼の作品は、2000年代の沖縄のサブカルチャーを記録した貴重なものであり、今なお沖縄に響き続けるSoul beatを感じさせます。ぜひ、一人のフォトグラファーが刻んだ時代の熱の渦を目撃してください。
・「まなあたたかい」
大湾氏の近年撮影の未発表作品です。商業写真家としても県内で活躍する彼は、命に係わる持病治療のため、近年に長い入院生活を送りました。その病室から眺めた光景を「ただ撮りたくなった」。そして、退院してからも眼に映る光に対する感じ方が自身の中で変わったといいます。何気ない日常風景、日々の暮らしの中から淡々とレンズに、「いまここにある生」を刻み付けるように撮られたその写真は、どこか生温かく、南の光が眼にじんわりと入ってくるような独自の写真世界観を表出しています。
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写真&テキスト 大湾朝太郎
ア-トディレクション・ブックデザイン 野田峰子(Medium)
編集・構成 金谷仁美 (Hamaguri)
各33ページ(テキスト・1ページ折込み) 中綴じ
サイズ B5(18.2cm×25.7cm)
本体価格 各1,800円(税込) 特別2冊セット 3,000円(税込)
先行販売特典 直筆サイン入り
EDITION 300