コロタイプで印刷されたミニプリント付き特装版です。 プリントはA〜Eの5種類があります。 植物と人の身体が内包するものに注目して1998年から2004年にかけて制作された「a priori」シリーズ。 作者の身近に起きたできごとをきっかけに制作が再開され、あらたな作品集としてまとめられました。 『目の前にあるものの背後にあって、目にはみえず、耳にきこえるわけでもないけれど確実にそこに在ることを感じられるもの。それを言葉が生じるより先に、身体から身体、皮膚から皮膚へと直接語りかける。そんな試みをつづけています。』 （あとがきより） ・真月洋子（Yoko Maduki） 愛知県生まれ東京都在住。 生家である古い日本家屋のなかでのセルフポートレート、ひとの身体が生来持っている"インナープランツ "など、 ひとの 皮膚が捉えている時間や気配、匂いを写真によって表現し各地で発表。 2002年のドイツ・デュッセルドルフ滞在時から映像作品の制作も開始。翌2003年名古屋市美術館での映像インスタレーションの発表を皮切りに、映像作品も手がけている。 近年は写真の古典技法のひとつであるコロタイププリントも表現方法として取り上げている。