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境界線13|頭山ゆう紀(Yuhki Touyama)

3,630円

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境界線13 1人の女の子が、境界線は消えた と歌い、死んだ。 私にとって忘れられない境界線は引かれ、写真の中に残された"時間"と"存在"に気づくきっかけとなり、"今"を残していきたいと強く思った。 目の前に起きている喜びや悲しみ、生や死を直視できず、ファインダー越しに写した私の記憶は全て、写真で構成されていくようになっていた。 曖昧な記憶と現実を認める行為であり、息が吸える唯一の方法であったのかもしれない。 呼吸は変化し、また違うカタチとして写真へと定着していく。 この時にしか撮れなかった"今"なのだと思う。 "時間"と"存在"は静かに闇となって光り続ける。 そしてまた新たにここから始まるのだろう。 (あとがきより)

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