藤原更はコーマシャルフォトからアートの世界に転向し、ドキュメンタリーを中心にした作風から一転して写真というメディアを使いうつろうイメージを視覚化した作品を制作してきました。
本書は芥子の花を被写体に、プリントした写真を特殊な溶剤を使って剥離させ、版画のように別のシートに転写させる技法を使い自身のイメージをあらわすことを試みています。
『Melting Petals』
作品:藤原更
寄稿:飯沢耕太郎、中西玲人(日本語/英語)
造本設計:町口覚
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判型:縦297mm/横210mm(A4判)
頁数:64頁(内、三箇所両観音開き)
写真点数:23点
製本:無線綴じ上製本
デザイン:浅田農、清水沙良(MATCH and Company.,Ltd.)
私家版