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Shell Mound|タイラジュン

8,800円

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第二次世界大戦の最終局面、沖縄戦。米軍が使用した弾薬の重量は約20万トンといわれ、その5%にあたる約1万トンが不発弾として地中に残ったと推定されています。戦後、この不発弾が爆発して住民を殺傷する事故が繰り返されてきました。現在も多くの不発弾が地中に残り、またその処理も日常的におこなわれています。 不発弾の処理現場には自衛隊が出動し、その破壊力に見合った穴を掘り、穴の周囲を土嚢や土砂で盛り固めて処理作業の為の壕がつくられます。不発弾処理は住民避難や交通規制の調整が必要なため、発見から処理完了まで一ヶ月ほどかかることも珍しくありません。見慣れた日常風景の中に突如丘のような壕が出現するのです。そして処理壕の中で爆弾から信管を取り出し最終処分場へ搬出すると、壕はあっという間に平らにならされ、やがて日常に戻ります。 本書は沖縄在住の写真家タイラジュンが各地の不発弾処理壕を撮り続けたシリーズ「Shell Mound」をまとめたものです。民家の傍らや開発予定地の敷地に突如現れ、処理が終わると瞬く間に消滅する「Shell Mound」(爆弾山)は、決して何事もなかったわけではない、と静かに声をあげています。 ・関連商品 写真雑誌「LP」#16 https://poeticscape.stores.jp/items/638817791c61f67fdbf1c1f3 写真雑誌「LP」#19 https://poeticscape.stores.jp/items/638816ac3b0b753ad3a9d760 ---------------------------- タイラジュン|Jun Taira 1972年沖縄県生まれ。1999年大阪外国語大学卒業。 2007年〜12年に松本太郎と写真雑誌『LP』を編集・発行する。 2009年から浦添市港川でレストランrat&sheepを営みながら自身の写真活動、展覧会における地域連携の実践などの事業にも取り組む。近年の参加写真展に、「沖縄人」(galleryラファイエット/沖縄,2022)、「4・3 ART EXHIBITION ’SEALED SCENERY’ 2022」(Sanjicheon Gallery/韓国,2022)、「私≠妻写真」平敷兼七二人展シリーズvol.11(平敷兼七ギャラリー/沖縄,2018)、「写真家が見つめた沖縄1972-2017」(沖縄県立博物館・美術館/沖縄,2017)がある。

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