








「東京は原宿、代々木公園に集うローラー達の肖像である。午後2時を過ぎると30人程度のグループがロックンロールに合わせて踊り出す。髪型はリーゼント、服装は真っ黒いレザージャケットかデニムのジャケット。20代から40代を中心にした男達が東京近郊から集まる。通称ローラーと呼ばれる彼らは、昼間からビールを浴びるように飲んでは日が暮れるまでロックンロールに合わせて踊る。そんな彼らを単にドキュメントするのではなく、オーディエンスを含めたその場全体の高揚感を記録したかった。日曜日の代々木公園、休日の賑わいの中で彼らは体いっぱいで肉体を体現し、熱を放射する」